AWSネットワーク基盤の進化:接続選択から冗長化まで
プライベート接続の意思決定・NLBデュアルスタック統合・南米100G展開を読み解く
AWSネットワーク、三つの重要アップデートが示す方向性 AWSのネットワーク領域で、接続オプションの整理、負荷分散の高度化、グローバルインフラ拡充という三つの動きが同時に進行している。これらは一見独立したアップデートに見えるが、共通して「企業がより確実かつ柔軟にAWSと接続できる環境」を整備する方向性を持っている。 なぜ今、ネットワーク基盤の整備が重要か クラウド移行が成熟段階に入った現在、アーキテクチャ上のボトルネックはコンピュートやストレージからネットワーク接続の品質と設計に移りつつある。オンプレミスとクラウドの混在環境、IPv4とIPv6の共存、グローバル拠点への低遅延接続といった課題は、多くの企業で未解決のまま残っている。 三つのアップデートの全体像 第一に、AWS Direct Connect・SiteLink・Interconnectという複数の接続オプションをどう選ぶかの決定フレームワークが公開された。第二に、Network Load Balancerにリスナー規則が追加され、デュアルスタック環境のIPv4/IPv6トラフィックを単一NLBで適切にルーティングできるようになった。第三に、ペルー・リマのDirect Connectロケーションで100Gbps+MACsec暗号化が提供開始され、南米での高帯域プライベート接続が強化された。 いずれも既存ユーザーの運用負担を
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